金箔を扱うための基本的な技術を学びます。

金箔は繊細な為、取り扱いは慎重になります。
吐息だけで揺れ動いてしまいます。
現代は、洋箔、銀箔、玉虫箔、赤貝箔、黒箔など多彩な箔がありますので、箔見本もお見せしつつ、まずは伝統的な技法で箔押しを練習しました。

竹バサミ、竹刀など箔専用の道具を使って金箔を扱います。
この伝統的、普遍的な技術様式にはやはり意味がありますし、実際にやってみないと道具の必要性や重要性も理解できないものです。
技術が必要ですぐには習得できるわけなく最初は上手くいきませんが、不慣れながらも試作を繰り返していく事によって使用感を覚えていきます。

なめし皮の上で金箔を切る、短冊切り(きりがね)も行いました。

また、失敗なく箔を押す方法、剥がれにくい方法として「箔専用の糊」を使って箔を押す事も出来ます。
しかし、その応用編を試す時間は足りなく、あっという間の基本技術体験の2時間でした。笑
お疲れさまでした。

 

来週は、全2回の単発講座です。
7月4日 揉み紙講座
7月18日 裏打ち講座